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三大奇観

世界に誇る魚津の景観


奇観とは、珍しい眺め、ほかではみられないような風景のことを指し、魚津市では「蜃気楼」「埋没林」「ホタルイカ」を魚津の三大奇観としています。
魚津埋没林とホタルイカ群遊海面は国の特別天然記念物に指定されています。

蜃気楼

【蜃気楼】
蜃気楼は大気中の温度差(=密度差)によって光が屈折を起こし、遠方の風景などが伸びたり、反転した虚像が現れたりする現象です。蜃気楼の季節は3月下旬~6月上旬、暖かく晴れて北から微風が吹くような日が比較的発生率が高いとされており、対岸の実景が伸び・縮み・反転する現象が平年で10回前後みられます。
魚津市の海岸線沿いで見る事ができ、特に魚津港周辺は蜃気楼展望地として名勝となっています。

【魚津埋没林】
魚津埋没林は約2,000年前、片貝川の氾濫によって流れ出た土砂がスギの原生林を埋め、埋没したものです。その後海面が上昇して現在の海面より下になったと考えられています。 昭和5年に始まる魚津港修築工事で砂浜を掘削したところ、地中から直径2m以上の大きなものを含む200株以上の樹根が出土し、太古にそこが巨木林だったことが判明しました。 魚津埋没林博物館では発見した埋没林をその場で保存・展示しており、見て・触れて体感することができます。

【ホタルイカ】
ほたるいかは小型の発光イカで体に腕発光器、眼発光器、皮膚発光器をもち、特に皮膚にある小型の発光器は千個前後もあり薄明かりの中で体の影を消すのに役立っていると考えられています。
食しても大変美味しく、お刺身や酢味噌和えなど飲食店や家庭でよく食べられ、ホタルイカの加工品も数多くあります。
産卵期の3月~6月には、浅瀬まで産卵に来たメスが海岸に打ち上げられることがあり地元ではこれを「ホタルイカの身投げ」と呼びます。ホタルイカの放つ光で波打ち際が青白くきらめく幻想的なシーンがみられます。

参考文献
魚津市役所HPなど

ほたるいか

魚津三大奇観は魚津の山・川・里・海の豊かな自然が生み出した不思議です。魚津の変化に富んだ自然と豊かな水はここでしか見られない景観を作り出しました。

魚津を象徴する市章にも3奇観が表現されています。「ウ」を主題とした構想で、「ウ」の三方に突き出すのは市勢の飛躍的発展と、本市が世界に誇る三大奇観の蜃気楼・埋没林・ホタルイカを表わしたものであり、さらに友愛・ 誠実・健康の三大美点を象徴させています。波頭は、日本海の良港を表わすとともに「津」の感覚を盛り、波型を円に作図して市民の融和・団結を表示したものです(昭和32年制定)

【特別天然記念物】
魚津埋没林は昭和30年8月22日に、ホタルイカ群遊海面は昭和27年3月29日にそれぞれ特別天然記念物の指定を受けています。
天然記念物は、動物、植物、地質鉱物の中で重要なものが指定され、そのうち特に価値の高いものが特別天然記念物に指定されます。令和3年1月現在、国指定天然記念物は全国で955件あるのに対し、特別天然記念物は75件しかありません。

TRIVIA

TRIVIA
【群遊海面の場所は?】
ホタルイカ群遊海面のエリアは富山市常願寺川河口から魚津港までの沖合1.3kmまでの海面です

【元の風景を知らないとなおさらですよね】
蜃気楼は実際の景色を毎日見慣れている地元の人でもどれが蜃気楼か判別するのが難しいこともあります。…双眼鏡を準備しよう

【身投げ】
ホタルイカが身投げしたものは砂をかんでいることが多く食べるとじゃりじゃりします。地元の人はあまり口にしません

Information

文化財指定など 魚津埋没林:国指定特別天然記念物(昭和30年8月22日指定)
ホタルイカ群遊海面:国指定特別天然記念物(昭和27年3月29日指定)

関連情報

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