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洞杉|神秘の森へ。
市街地から車で30分。シシ神様やコダマに会えるかも?!
魚津に、ちょっとスゴイ森があるのをご存知ですか? 訪れたことがある誰からも評価が高い「洞杉の森」。
500年を軽く超える樹齢の巨木はもちろんのこと、他ではあまり見られない独特のスギたちの姿に目を奪われずにはいられません。
いったい何がスゴイの?他のスギと何が違うの??
いざ、“森の主”たちが息づく生命力に満ち溢れた神秘の森へ!
洞杉とは? ※12月頃〜6月頃まで冬期閉鎖
魚津市を流れる片貝川上流域に、樹齢500年〜1000年以上の天然スギの巨木が100本以上群生する場所があります。富山県東部の山岳地帯に生息する立山杉で、古木の幹に空洞があるものが多いことから「洞杉(ドウスギ)」と呼ばれるようになったとか。複数を指して「洞杉群(ドウスギグン)」と言うことも。
洞杉の特徴は、なんと言ってもその姿。
スギの語源は「スクスク真直ぐ伸びる木」から来ているというのに、その概念をまったく無視した造形がこの森の神秘的な景観を創っています。古木たちの、静かだけれど生命力あふれる姿に誰もが圧倒され、魅了されるのです。
そして注目すべきは、その幹の太さや樹齢もさることながら、この地域の気象条件や自然環境、立地などがもたらした生育形態にあります。
ここだけにある奇跡の森
洞杉が群生する南又谷一帯には、脇を流れる片貝川の急流がかつて上流から運んできたであろう花崗岩の大転石があちこちに存在しています。
転石の上で芽生えたスギの種子たちは、石と、そこに生えた苔との間の水分などを吸収し、ゆっくりと石に沿いながら根を伸ばして成長を続けます。やがて地表に根を下ろし、土から十分に養分が吸えるようになるまで数十年、もしくは100年以上。自然がもたらす様々なサバイバルを生き抜いた者だけが残りました。
大地に根が届いてからも、湿気を含んだ北陸の雪の重みに耐え、大きくうねったり、崖から迫り出したり。そうして長い長い年月をかけ、宿主のような存在だった転石をもいつの間にか抱え込んでしまうほどの巨木へと成長を遂げます。
転石が存在しなかったら。豪雪地帯でなければ。湿度が低ければ。苔がなければ…。
洞杉に多く見られる大きな石を抱く異形の姿は、この森特有の様々な自然環境や大地の歴史が絡みあって生み出された、まさに奇跡の創造物なのです。
いざ、洞杉の森へ!
洞杉があるのは標高500〜700mあたり。魚津は山が近い地形のため、市街地から車で30分も走れば洞杉に会えるエリアまで、比較的気軽にアクセスすることが出来ます。
自然保護のため車の乗り入れは手前の南又谷駐車場まで。そこからはゆるやかな登りの舗装路となります。片道約2.5km、往復で約2時間ほどの散策です。
目的地までは歩きやすい舗装路。森を抜ける風の音や脇を流れる澄んだ清流の心地よい音を聴きながら、気持ちの良い森林浴でリフレッシュを。
目的地の洞杉観察の遊歩道は、魚津市で管理しているため、未就学のちびっこでも探検気分で巡れる木道や階段がキレイに整備されています。(※悪天候の後や朝露などで木道が滑りやすくなっている事がありますのでご注意ください。)
途中にある「蛇石」。伝説が残る雨乞いの石。花崗岩に貫入した黒い輝緑岩が蛇のように見える。
市道から洞杉観察の遊歩道へ。1周約300m。「となりのトトロ」や「もののけ姫」に出てきそうな森の中はドキドキワクワク!
遊歩道は、悪天候後に悪路となる場合があるので歩きやすいスニーカーなどがおすすめ。
ベンチ&テーブルがあるのでお弁当やオヤツを持参しても楽しそう!
アクセス・駐車場・現地情報
市街地から山間部へ
洞杉へは、片貝川に沿って県道132号線を進み、「洞杉巨木群」の看板案内を右斜め方向へ。県道から逸れると民家も無い細い市道になり、少し心細くなりますがそのままGO!
南又谷駐車場
駐車スペースは、障がい者用2台を含めた25台、マイクロバス2台。ここからは自然保護のためマイカー自粛、ゴミの持ち帰り、自然動植物保護にご協力ください。
トイレは済ませよう!
駐車場から先はトイレがありません。こちらで済ませましょう。また、この先は自販機などもありませんので、飲み物などはご持参ください。
※駐車場から4.5km手前の県道沿いにある山ノ守キャンプ場にトイレ、自販機があります。
現地情報など
・クマやアブなどの生息地です。熊鈴、虫除けなどのご持参をおすすめします。
・駐車場から先は携帯電話の電波が届きません。
・悪天候の後など道路事情が悪くなる場合もありますので、スニーカーなど歩きやすい履物でお出かけください。
・冬季間は雪のため閉鎖されます。
場所 | 魚津市三ケ杉ノ尾 |
交通情報 |
冬季期間中(例年12月~6月上旬)は閉鎖します。 閉鎖、開通の最新情報は魚津市役所サイトにてご確認ください。 https://www.city.uozu.toyama.jp/event-topics/svTopiDtl.aspx?servno=5395 |
周辺立ち寄りスポット
片貝山ノ守キャンプ場
市街地から車で20分ほど、洞杉へ向かう途中にある市営のキャンプ場です。
オートキャンプ場、バーベキュー場、フリーサイトがあり、炊事場、管理棟、トイレなども清潔に整備されています。夏場は脇を流れる片貝川の清流で川遊びも楽しめるのでファミリーに人気です!
キャンプとまでは行かなくても、木陰で川音を聴いているだけでも気持ちが良い場所。芝生もきれいに手入れされていますので、お弁当を持ってハイキングにも最適です。
場所 | 富山県魚津市三ヶ字ゴツタ84番1 |
営業案内 | 片貝山ノ守キャンプ場管理棟 ※キャンプ場、バーベキュー場のご利用に際は事前のご予約をお勧めします。(予約申込み:TEL 0765-32-7755) |
利用期間 | 4月下旬~11月30日(積雪状況等により変更いたします) |
利用料金 | オートキャンプ場:1泊2日 4,200円、日帰り2,200円 フリーサイト:1泊2日 2,000円、日帰り1,050円 バーベキュー卓:1回1,000円 施設使用料:1人1日100円 |
その他 | 最新情報は魚津市役所ホームページにてご確認ください。 https://www.city.uozu.toyama.jp/hp/svFacHP.aspx?faccd=B030201 |
魚津市埋没林博物館
神秘的な洞杉の森を見た後は、海のそばに残る約1500年から2000年前のスギの原生林跡が保存展示されいる埋没林館へ。こちらも洞杉同様、魚津の大地が生んだ奇観のひとつ。かつて海岸部に生息していたスギの原生林が、片貝川の氾濫によって流れ出た土砂によって埋まり埋没したものです。
山間部にある洞杉群、そして海岸部に存在していたであろうスギの原生林。生息場所は違っても、日本屈指の急流河川である片貝川が、何か見えない糸で繋いでるように感じてしまいます。
館内では、大型ハイビジョンで「洞杉の記憶 ? 魚津・スギ物語」を上映しています。洞杉について、より深く知る事ができますよ!
場所 | 魚津市釈迦堂814 |
営業案内 | “埋没林”と“蜃気楼”、富山湾のふたつの不思議に出会える博物館 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) 大人640円、小・中学生260円 https://www.city.uozu.toyama.jp/nekkolnd/ https://www.instagram.com/uozuburiedforestmuseum/ |
その他おすすめ!
東山円筒分水槽
洞杉へ向かう県道132号線と片貝川を挟んで並走する県道331号線沿いにある注目スポット。帰り道に立ち寄ってみて!
毛勝の郷 シェルピース
廃校となった小学校をそのまま利用した施設で1時間単位から宿泊利用も可能。ぜひ宿泊学習気分を味わって!(利用要予約)
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