魚津ライブラリ
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てんこ水
水が川の底からてんこ盛りに沸く
てんこ水は、富山県が選定している「とやまの名水」の中で、魚津市から4箇所選定されているうちの一つです。魚津市街地の中心部を流れる鴨川では、川底から透き通った清水が湧き上がっています。
片貝川の冷たく澄んだ伏流水が湧き出ているもので、ご飯を茶碗に、てんこ盛りにしたよう盛り上がって湧き出る形から”てんこ水”と名付けられました。
暮らしとのかかわりは古く、てんこ水は江戸時代初期から利用されていました。地下水の湧き出てくる川底に桶・土管をかぶせ、その水を竹樋や土管で導水し、水道が敷設されるまで鴨川流域のほとんどの家で飲用水や炊事、洗濯に使用されてきました。
元池とよばれる湧水場は、現在は鴨川の川底ではなく、数メートル離れた華王寺(けおうじ)の敷地内にあります。元池から引かれた給水は、現在、生活水としてはあまり利用されていません。餌指公園での利用や諏訪町町内の1軒の民家で利用されています。民家の給水口の土管は、以前は上部より噴出していたが、現在は水流が弱くなり下部に穴をあけて水を取り出しています。また、本町(旧餌指町内)にも給水口の土管が残っています。
てんこ水の井戸
鴨川の中にみられる導水用土管も、現在は利用されていない部分が多数で道路下に給水管が埋められています。
今も残されている土管、「てんこ水の井戸」は、民家が立ち並ぶ中にさりげなくあります。 解りづらいですが、よく見ると今も鴨川の中に土管が残っている様子がうかがえます。
Information
場所 | 魚津市諏訪町、本町 |
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市民バス | 市街地巡回ルート:諏訪町・本町二町目 |
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