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万灯台
江戸時代、魚津の海の玄関口を明るく照らした万灯台
万灯台(まんとうだい)は、江戸時代末期、慶応元年(1865年)に町奉行士方与八郎が加賀藩に灯台の設置を願い出て、4年後の慶応4年(1868年)第43代町奉行小川渡の時に角川尻に最初の灯台として建設したものです。当時は、陸より海上による運輸の場合が多く魚津港(角川河口)にも北海道や滋賀、大阪まで往来する舟がたくさん出入りし、越中米や新川木綿、筵(むしろ)などを輸出するとともに魚肥(ぎょひ)などが送られてきていました。
この灯台を維持するために、油屋12軒に360貫を貸し渡した利息を油代にあてたことから、この灯台の明かりは、消えることがなかったといわれています。戦後、街の開発のために何度か移転し、昭和57年に最初の建設地すぐそばの現在地に定着したという経緯があります。
灯台は高さ5m程で、石造りです。中腹には屋根をつけた小祠(こし)があり航行の安全を祈願して地蔵菩薩を安置していました。この地蔵は、水難事故にあった娘の親が刻んで祀ったと言われています。また、万灯台の傍に「招き地蔵」ともいわれるお地蔵さまがいらして、沖で遭難船があるとこの地蔵さまが招き寄せて、難を免せられたといわれています。
また、万灯台は移設するたびに事故が起きたという言い伝えも、地元の話にあります。
Information
場所 | 魚津市新角川1丁目 |
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交通アクセス | あいの風とやま鉄道魚津駅より車で7分 魚津ICより車で10分 |
市民バス | 市街地巡回ルート:橋場 |
駐車場 | なし |
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