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蛇石(龍石)

水神様の宿る石

石に巻きつくのは大蛇か龍か

石に巻きつくのは大蛇か龍か
片貝川上流、南又谷の河原にある「蛇石」は龍石とも呼ばれ白い花崗岩に貫入した黒い輝緑岩の模様が、まるで石に大蛇か龍が巻き付いているように見えます。大きさは高さ約1.5m、幅約2mです。
昔、三太とういう狩人が巨岩を抱いた大蛇を発見し、不思議な力をもった金と銀の弾を撃ちこんだところ、大蛇は雷鳴とともに石に絡み付いて死に絶え、その恨みが大洪水をおこしたと言い伝えられています。今でも片貝川に洪水があると、そのたたりと恐れられ、干ばつの時にはこの石を打ちたたけば必ず雷雨を伴うと信じられています。

参考資料
魚津市史、伝説とやま、「水の学び舎」資料

蛇石のそばには龍石祠が建立され、片貝川に発電所を持つ北陸電力や、地元住民が春秋2回おごそかに祭礼をとり行い、片貝川水系の農業と電力事業の守り神、雨乞いの石に感謝をしています。
また蛇石は周辺の林道などでみられる岩石とは、比べてみるとかなり様子が違います。蛇石の花崗岩は現在の場所よりも上流の山地をつくっている岩石で、上流から片貝川の水によって現在の場所まで運ばれてきたと考えられます。周辺には蛇石以外にも巨石が多く転がっており、片貝川の水エネルギーの大きさを感じることができます。蛇石の伝説は、水の恵みをもたらす一方で、時折みせる片貝川の恐ろしさをあらわしているのかもしれません。

参考資料
「水の学び舎」資料

TRIVIA

TRIVIA
【オロロ】
8月上旬ごろはアブ(オロロ)がたくさんいることがありますのでご注意ください!

【片貝山の守キャンプ場】
近くにある片貝山の守キャンプ場では、バーベキューや家族連れで散策が楽しめます。

【水スポット】
近くの水循環スポットに洞杉、杉ノ尾の岩屋、砂防堰堤、片貝南又発電所、水源の森があります。

Information

場所 魚津市南又 (片貝川上流南又谷)
交通アクセス あいの風とやま鉄道魚津駅より県道三ヶ吉島線~市道南又線 19km 車で約40分
市道南又線駐車場から先は、周辺の自然環境保全の目的でマイカー乗り入れ自粛区域となっています。

※令和5年7月18日(火)より期間限定で、蛇石・洞杉群周辺地域への一般車両の通行を開放します。
洞杉方面への車両通行開放のお知らせ(令和5年7月18日〜11月5日まで)はこちら>
駐車場 市道南又線駐車場  障害者用2台を含めた25台 マイクロバス2台

関連情報

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