魚津ライブラリ
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郷 義弘(ごうよしひろ)
越中の刀工
「正宗十哲」(まさむねじってつ)の一人
鎌倉時代末期から南北朝時代にかけての越中の刀工です。
詳しい生い立ちは不明ですが、先祖は木曽義仲に仕えていたと言われ、越中国新川群松倉郷(現魚津市松倉の虎谷)に住んでいたので「郷」(後世には「江」の字もあてられた)と名乗ったとされていたと伝えられ、今も鍛冶屋敷と呼ばれる地が残っています。
義弘が21歳のとき、後醍醐天皇のお守り刀に献上された岡崎五郎正宗の仕事ぶりを見て正宗の弟子になったと言われています。
後に太閤秀吉も江を求め、魅了された一人であり、郷義弘と正宗・藤四郎吉光をして「天下三作」と評しています。
義弘の鍛えた刀は早月川の上流で採れた鉄(立山のモリブデンを鍛入した特殊鋼)で作ったため、特に切れ味が鋭いといわれています。
義弘の作品には銘が刻まれていませんが、気品の高さで多くの武将に愛用され、現在は国宝や重要文化財として保存されています。
国宝としては「稲葉江」(個人蔵)、「冨田江」(前田育徳会) が残されています。
重要文化財としては「桑名江」(京都国立博物館)、「松井江」(佐野美術館)、「村雲江」(個人蔵)、「豊前江」(個人蔵)、「五月雨江」(徳川美術館)が残されています。
他に鍋島郷(江)の名もあります。 銘 無銘 伝江 薩摩藩家老 小松帯刀差料 古刀(南北朝期 約700年前)
Information
交通アクセス | 魚津ICより35分 あいの風とやま鉄道魚津駅より~松倉城駐車場まで40分。(角川ダム~左折/道なりに) 松倉小学校より山道6.1キロメートル。 |
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市民バス | 松倉ルート(日、祝日運休):鹿熊終点迄 32分(*の乗車は前日迄要予約) |
駐車場 | あり(数台程度) |
関連サイト | 郷義弘 - Wikipedia |
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